なぜなにLRT 第1回「LRTはカッコイイ!?」

 突発に思いついた連載企画。ちまたで、いろいろ話題のLRTについて、分かりやすく解説しようという企画です。

 というわけ、LRTとは、何かというのからはじめたいと思います。
 LRTとは、Light Rail Transitの頭文字をとったものです。
 日本語に直訳すると、軽量軌道交通でしょうかね?
 つまり、JRとか地下鉄とかの電車より、小さな電車での交通システムと言う意味。
 注意しなくちゃいけないのが、車両自体だけのことじゃなくて、レールやら運賃の規則とかもいろいろひっくるめて指す言葉ということで、LRT用の車両は、LRV(Light Rail Vehicle)っていうんですよ。

 えっ、LRTって、路面電車のことじゃない?って? 

 惜しい!!
 LRT路面電車の違いは、おいおい次の回あたりで説明するとして、似たようなもんというか、路面電車を進化させたものと言っていいもんです。
 じゃあ、LRTって、わざわざ言わず、路面電車でいいじゃんと言う話なんですが、でも、ちょっと待ってくださいな。路面電車に悪いんですが、路面電車って言葉はダサくありません? 少なくともカッコイイイメージはないでしょう?
 アメリカの方の人も、そういう風に考える人がいたんですよ。
 路面電車は、英語でStreetcar(ストリートカー)って、いうんですけど、ダサいイメージだったんです。
 そこで、アメリカの公務員*1が、名づけたのが、Light Rail Transit、略して、LRTなんですよ。
 で、日本にも、その用語が輸入されて、使われているというわけです。

 というわけで、世の中、カッコイイ名前って大切ですねと言う話でした。では、次回は、路面電車LRTの違いを解説します。

*1:1972年にアメリ運輸省の都市公共交通局(Urban Mass Transportation Administration(UMTA))がつけました